恋人と病気

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退院してからは高校を辞めたりしましたが、

その年の5月に長く付き合う事になる男性と出会いました。
彼は彼が中学生の時に南米から来た外国人です。
とはいえ日系なので顔は日本人。
中学から日本の学校に通い言葉も普通に通じます。4歳上の方でした。
 
出会った頃は私も体調は良かったと思います。車ででかけたりもよくしてました。
病気の事も理解してくれる人でした。
 
近所に住んでいて、彼の弟とはよく友人の家で遊んでいたので、まさかそのお兄さんとお付き合いするとは思いませんでした。
彼の友人も日本人が多かったため生活も日本と変わらなく、違うといえば食事はお国の物でした。
 
当時は調子が良かったため、私は飲んでた薬を止めていました。
離脱症状という言葉はまだ知らなくて、徐々に抜いていかなければならないという事も、全く知らないでいたのです。
入院中に説明は受けたのかもしれませんが、
この安定剤がこんなに怖いものだとは頭になく、風邪薬を止めるような感覚でいました。
 
しかし、出先で不安症の症状なのか離脱症状なのかわかりませんが、不安に襲われてそれから遠くに出かける事が出来なくなりました。
冬に市内で仕事を始めましたが、それも安定し始めた頃突然症状が出て辞めなければいけませんでした。
その頃はなんで症状が出るのかが分からず、
怖いからどこにも行きたくないと、負の連鎖でした。
 
薬も増えたりしましたが、車で30分の病院に行くこともできず、何年も家族に薬を取りに行ってもらうことが続きました。
カウンセリングもずっとしていなかったです。
食べれない時が続くと、彼は涙目になりながら食べないとダメだよ!死ぬよ?と言ってくれたのを覚えています。
 
17歳の冬くらいから数年は家に引きこもっていたと思います。
その間は内職をし、彼と合うという日々でした。
毎日が早く過ぎて行きました。
数年してまた少し出れるようになっては、また症状がでて引きこもる…
そんな二十代前半でした。
二十代前半の思い出はほとんどなく、一番楽しい時期を楽しめないで過ごしてしまいました。
彼にも悪かったなぁ、と思います。
 
 

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